ダークなタイトルからスタートした本記事ですが、今回ご紹介するのは某製菓メーカーのマスコットキャラクターの「ペコちゃん」にまつわる都市伝説です。
どんなものでも有名になると、実際にあった話や全く身に覚えのない話が、尾ひれはひれついて回るもので俗にいう「有名税」と言われるものです。
そもそも都市伝説とは、ゴリ押しで作り上げられるようなものや、事実と根拠に裏付けされた「都市伝説という名の真実」といえるようなものまで存在します。
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今回取り上げる都市伝説は、企業のマスコットキャラにまつわる「ダークな都市伝説」です。
テヘペロなんかじゃ済まされない、ぺこちゃんはべこちゃんだった?!
元祖テヘペロの申し子「ペコちゃん」ですが、当然テヘペロの方が後に生まれた言葉なのに、テヘペロにイメージぴったりなペコちゃんの顔と舌。
しかし、この顔はテヘペロではなく、牛をイメージした舌だというのです。
おなかペコペコでお腹鳴っちゃいました「テヘペロ」というのは我々、ファンの勝手な思い込みで本来は牛の別名「赤べこ」の「べこ」から取ってきているのです。
赤べこといえば「牛鍋」をイメージしますが、そのべこで間違いありません。
牛の舌は私たちが想像しているよりも長く、太いもので、牛のトレードマークというものまさに「舌」なのです。
ぺこちゃんのトレードマークもやはり「舌」なので、この説は間違っていなかったと言えるでしょう。
いや、そう思い込みましょう。
ぺこちゃんのモデルになった少女
名前は牛の「べこ」から取っていることが分かりましたが、次はペコちゃんのモデルです。
どの企業に使われているマスコットキャラにもほとんどと言っていいほど、モデルが存在します。
ペコちゃんも例外ではありませんでした。
ペコちゃんのモデルは、当時戦争の真っただ中だった日本の少女だったようです。
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父親は徴兵され、母親と二人で貧しい生活を送っていた少女はその日生きていくことがやっとでした。
現代は飽食の時代で、食べたいときに食べられ、「飢え」を知っている人がとても少ないですし、その方が当然良い社会です。
しかし、戦争とは惨いもので、日本人から様々なものを奪っていきました。
人の命、土地、お金、そして食料です。
極限状態に追い込まれたことのない私たちには想像もつかないでしょう。
空腹のあまり母親の腕を食べてしまった幼い少女の心境は。
久しぶりにお腹が満たされた少女はその味が忘れられない本当の意味の「ママの味」になったようです。
「ミルキーはママの味~」ではなく「キルミーはママの思い~」
日本人なら誰もが耳にしたことがあるであろう、ミルキーソングですが、あの歌には裏設定があります。
それは見出しにも書いた「キルミーはママの思い~」なのです。
意味はそのままで、お母さんが娘に「私を殺して」とお願いしているもので、上の話ともつながっていますが、「あなたが死んでしまうくらいなら、お母さんを殺して食べて」といっているのです。
当然、今では考えられません。
私たちは「飢え」を知らないので。
しかし、戦争中に生きていくにはそれくらい大変なことだったのです。
そこから先、その親子がどうなったかは知るすべはありませんが、あまりにも残酷なはなしだったということは確かです。
このような都市伝説が出回るのには、こんな思いがあったのかもしれません。
「戦争はそれくらい人を追い込んでしまうもので、絶対に再び繰り返してはいけないものだと。」
「1950年に登場した某製菓メーカーは自らの企業イメージよりも、世間に訴えたい一心で、こういった設定でペコちゃんを作り上げたのだと。」
様々な方面から物事を考えることの大切さを再認識できたのではないでしょうか。
今後の某製菓メーカーとペコちゃんの活躍に期待ですね。
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