「まことしやかに囁かれる」
それが都市伝説の醍醐味です。
「きっと嘘だろうな。でも、もしかしたら?」
というきわきわの部分にスリルがあり、想像が膨らみます。
今回はそういった日本の都市伝説をいくつかご紹介します。
今日の夜もぐっすり眠りたいという方は、ご覧にならないほうがいいかもしれません。
なぜなら、これから語られる話は、全て100%虚実とは、限らないからです……。
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見たら最期!? Googleマップに現れる恐怖の人影
Googleマップには、Googleストリートビューという便利な機能がついています。
これは、特殊なカメラを用いて撮影した画像を組み合わせ、簡単操作で世界中の風景を実際に探索しているかのように観察できる画期的な機能です。
個人のプライバシーにも配慮がしてあり、映ってしまった住宅の表札や車のナンバープレート、また、人間の顔に対してもモザイクがかかるようになっています。
普通の人間だったら、という前提のもとですが……。
撮影の不備なのか、不完全なボカシ機能によるものなのかわかりませんが、時折モザイクのかかっていない人間の顔が映ってしまうことがあるようです。
たまたま、そうなってしまったのかもしれません。
しかし……。
ストリートビューで道路の探索を行っていると、顔にモザイクのかかっていない一人の女性の姿を見つけることがあります。
黒い服を着た、青白い肌の女性です。
とても美しい女性ですが、見ているうちに少し違和感を感じます。
よく観察してみましょう。
女性の顔は、こちら側を向いています。
モニターの観察者に対して、向き合う形です。
しかしその女性の体は、向こう側を向いているのです。
首だけが、こちらを向いている。
首を傾げているのではなく、完全に折れ曲がっているのです。
折れた首をこちらに向け、恨めしそうに眺めている。
その女性は、過去に撮影された画像の中の一人物にすぎません。
しかし、観察者と目が合ったかと思うと、無表情だったその顔に笑みが浮かび……。
プツッ……。
なぜかモニターが切れて真っ黒になります。
そして、背後から何者かの気配。
いつの間にか、体が言うことをききません。
接近する足音。
苦しそうな呻き声。
耳元で、
「痛いの」
と呟く声。
首のひん曲がった不気味な女性が、
そこにいます。
死ねない上半身――今夜あなたのもとにも……
ある極寒の地での話。
鉄道の踏切で事故に遭った女性がいました。
列車に轢かれた女性は、上半身と下半身とに切断されてしまいます。
あまりの寒さに出血部分が凍結し、女性は上半身だけのまましばらく生きていたようです。
「助けて。助けて」
下半身を失った女性は、周りの人間に助けを求めます。
しかし誰も助けてはくれません。
助けようがないのです。
女性にはもう、体の上半分しか存在しないのですから。
対応していた駅員は、やむなく女性にブルーシートを被せます。
「助けて。助けて」
それからしばらくして死亡するまでの間、女性は助けを求め続けました。
上半身から切断された女性の下半身の遺体は、どこにも見つからなかったそうです。
この話はまだ終わりません。
この話を聞いたあなたのもとに、3日以内に下半身の無い女性の霊が現れます。
逃げようと思ってはいけません。
上半身しかないその女性は、ものすごいスピードで追いかけてきます。
儚げに。
いとしげに。
笑いながら。
「足をおくれ、足をおくれ」
と呟いて。
「どうしたら消えてくれるの?」
と尋ねてはいけません。
「お前の足をもらったら」
と女性は言い、あなたの両足を奪い、テケテケ、テケテケ、と音を立てて去っていってしまいます。
もし女性が現れたら、
「あなたは綺麗だから、足なんて必要ないよ」
と教えてあげましょう。
そうすれば女性は安心し、下半身の無い体を引きずらせて去っていきます。
湿った血痕を残しながら。
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お口直しにいかが?クスッ笑えるユニーク都市伝説
都市伝説は聞く人の恐怖を煽るものばかりではありません。
グッと力の入る話を聞いた後は、スキッとリラックスできる話でも聞きましょう。
夜一人でトイレも行けなくなったら、困ってしまいますものね。
ここからはなにも構えずに気楽に楽しめる都市伝説をご紹介します。
食べ物5秒ルール
食べ物を床に落としても5秒以内に拾い上げれば雑菌は付着しないので、問題なく食べることができる、というものです。
昔から言われていましたね。
科学的根拠があるものではないので、良い子は真似しないように。
答えはカレー
ある筆記試験。
難問の数々に苦戦する学生は、やけくそになってカレーライスの作り方を記入します。
するとなぜか試験に合格。
翌年、他の学生が同じように試験でカレーの作り方を書いたところ、なぜか不合格に。
試験管に理由を尋ねると、「きみの答案にはジャガイモが入っていなかった」と答えました。
ジャガイモは大切だ、という教訓ですね(違うか)。
サッポロビール
サッポロビールの企業面接時。
担当者からの質問にまったく答えず、だんまりを決め込んだ学生がいました。
「なぜ質問に答えないのか?」と担当者は問いかけます。
するとその学生は、「男は黙ってサッポロビール」(同社CMに出てくる決め台詞)と一言。
その後この学生は、無事内定を得たようです。
後日、この話を聞いた学生が面接時に一言。
「男は黙ってサッポロビール」
するとなぜかこの学生は不採用になりました。
理由を問い詰めると、「きみにはオリジナリティが無い」と言われたそうです。
webの記事も同じ、コピペはいけませんね。
Who is he?
ある大学での筆記試験でのこと。
試験終了の合図が鳴り、試験が終わりました。
しかし一人、まだ答案を書き続けている学生がいます。
試験官が注意をしますが、学生はやめません。
試験官はその場で学生を不合格にしてしまいます。
おもむろに立ち上がった学生は言います。
「私が誰か知っていますか?」
学生の高慢な態度に怒った試験官は「お前なんか知るもんか!」と吐き捨てます。
すると学生はすかさず自分の答案用紙を既に集めた他の答案用紙の中に混ぜ、その場から去っていきます。
学生の答案用紙がどれかわからなくなり、彼の名前もわからないので、彼を不合格にすることはできなくなりました。
まんまとしてやったり。
なるほど、これは実際に使えるテクニックかもしれませんね(逃げ足さえ速ければ、ですけど)。
以上、いかがだったでしょうか。
もしかすると本当の実話を元にした話もあったかもしれませんね。
人がいるかぎり都市伝説は生まれます。
あなたの傍にも、きっと。
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