1986年の8月に、宮崎駿監督の原作が存在しないオリジナルアニメーションとして世にリリースされ、現在に至るまでに約30年もの間、スタジオジブリの代表作として君臨し続けてきた「天空の城ラピュタ」。
ラピュタからジブリデビューした方も少なくないと思います。
しかし、そんな好印象があるラピュタですが、興行収入的な部分、要するにお金に関連する部分では、他の作品と比較するとかなり出遅れてしまったのは、ここだけの話・・・。
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お金の部分ではよくない記録を作ってしまったラピュタですが、観ている方には忘れることのできない良い記憶を与えてくれたのは間違いないはずです。
今回はそんなラピュタの良い部分にも、良くない部分にも目を向けて、ラピュタの裏の裏までご紹介していきます。
「裏の裏は表でしょ。」というツッコミは是非、最後まで見てもらってからお願い致します。
リュシータ・トエル・ウル・ラピュタはリュシータ・ドーラ?
「シータの本名はたしか長かったような・・・」という、うろ覚えの方、きっとたくさんいますよね。
シータの本名はリュシータ・トエル・ウル・ラピュタと言いますが、ウル・ラピュタの部分は「ラピュタの王〇〇」という意味を含んでいるので、「ラピュタの王・トエル(苗字)・リュシータ(名前)」と訳せます。
なので、親が変わればトエル・ウル・ラピュタの部分が、そっくりそのまま変わってしまうということです。
見出しで書いた、リュシータ・ドーラのドーラ姓は空族であるドーラ一家のものです。
ここまで書いてしまえばもうお分かりかもしれませんが、制作段階では、シータはドーラ一家の娘にしようと考えられていたようです。
シータの顔からは想像できないような大胆な行動は、元の親のドーラも行動力からきているものなのかもしれませんね。
そうはいっても、容姿端麗のシータからは想像もつかない親の顔、兄の顔・・・宮崎駿監督が設定を再考してくれたことに感謝ですね。
破滅の呪文・バルスといったら・・・
シータと同じ王族の血を引くムスカですが、そのムスカにも様々な「まつわる話」があります。
ムスカの本名
まずは本名ですが、シータと同様にウル・ラピュタがつきますが、覚えている方は何人いるでしょうか。
はい、正解はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタですね。
ラピュタを語るうえでムスカの存在は無視できないので、しっかり覚えておきましょう。
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ムスカの視力
そんなムスカのトレードマークと言えばサングラスですが、そのサングラスにも都市伝説が隠されています。
ムスカは常にサングラスをかけていますが、それは単ファッションというわけではなく、自身の目の弱さを守る為と言われています。
ムスカは最終的にラピュタから落下してしまいますが、その原因ともいえる目の視力を失ってしまうシーンがあります。
光りをみて「目が、目がぁー」というシーンが印象的だと思いますが、あれは光りが強いわけではなく、ムスカの目が弱かったのです。
シータとムスカの王の一族は少数人数であり、王族の血をより濃くするために、近親交配が行われていたのです。
一族が世の中の理(ことわり)に反した代償を、ムスカが背負うことになってしまったのです。
悪役の代表例とも言えるムスカの知られざる秘密を知ってしますと、今まで通りの目線ではラピュタが観られないと思います。
パズーとシータではなく、パズーとルフィの架け橋
パズーとルフィには共通点があり、田中真弓さんが担当して下さっています。
有名な声優さんなので知っている人は多いと思いますし、言われれば「そういえば同じ声だ」と感じるはずです。
パズーもルフィも物語の中心人物なので、そういった部分にも共通点はありますが、今回はその共通点に注目するのではなく、「相違点」に注目しましょう。
ルフィは海賊を目指す超大型ルーキーとして、新世界に名前をとどろかせています。
そんなルフィの決め台詞「海賊王に、俺はなる」
パズーの方はというと、シータに「海賊になってほしくない」と言われ、パズーは「ははは、僕は海賊にはならないよ」と宣言しています。
目を閉じてワンピースと天空の城ラピュタを聴きなおしてみてください。
きっとなんとも言えない、違和感を覚えることでしょう。
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