作者の戦争体験談をもとに作成され、兵庫県を舞台に戦争の愚かさ、醜さ、残酷さを再現しその中で兄弟愛を世に発信した「火垂るの墓」。
戦争の終戦記念が近づくと放映されることがあり、そのたびに観ている人に感動の涙を与えてくれます。
今回はその火垂るの墓の感動する部分ではなく、決して触れられてこなかった部分に注目し、貴方にだけにこっそりとお教えします。
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節子の死因は・・・毒死?!
作中で妹の節子は兄の清太と、常に空腹に悩まされていました。
その為、二人で助け合っていきますがまだまだ幼い節子は清太の腕の中で深い眠りについてしまいます。
つまり、死んでしまった原因は「栄養失調」による衰弱だと普通に見ていると思われます。
しかし、作中には節子の死因に関する「ヒント」が隠されていました。
節子は作中何度か目をこするシーンがあり、その頻度は後半になるにつれて多くなっていきます。
戦中の日本は爆弾により工場が破壊され、工場から有害な物質が多く流れ出てしまったことがこのことに大きく影響しているのです。
有害な物質は空気を汚し、水を汚染し、人間だけでなく多くの生物に悪影響を及ぼします。
幼かった節子はその影響を大きく受けてしまったのです。
作中で清太は自分の無力さを呪い、節子を死なせてしまったと思い込んでいます。
しかし、節子が死んでしまった原因は清太のせいではなかったと知れれば、きっと節子の後に天国へ行った清太も報われるでしょう。
節子の声優に隠された都市伝説
火垂るの墓はアニメで再現されているので、当然、声優が存在します。
節子は当時4歳、5歳だったということで、声優も同年齢の方が担当しました。
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子役だった白石綾乃さんが演じたわけですが、幼いながらに節子の役をこなし、火垂るの墓の完成度を高めてくれました。
実はその白石綾乃さんにも隠れた都市伝説が存在したのです。
火垂るの墓は1988年に映画化されたので、当時6歳だった白石さんは現在、32歳前後だと予想されます。
日本を代表する作品である「火垂るの墓」なので当然、公開記念パーティーや公開○周年記念式典などの祝賀会は多く開かれました。
祝賀会にはキャストが招待されるのですが、節子の声優を務めた白石さんのみ祝賀会に一度も出席されていないのです。
あのまま声優の世界に留まっていたら、日本を代表する声優に成長していたかもしれない白石さんは声のみを作品に残し、今、何処に。
死んでしまった節子の駅で兄を待つ姿
火垂るの墓では節子が先に死んでしまい、清太が後を追う形になっていますが、実はその話の流れに都市伝説が眠っていたのです。
都市伝説が隠されていたのは別の作品である「千と千尋の神隠し」であり、千と千尋の神隠しに出てくる駅の前に節子に似た影が存在するというものなのです。
肉体は亡くなってしまっても、精神だけは兄を待ち続け、再開を祈る節子の影には切なさを感じます。
この切なさは清太と出会うことでしかなくせないものなので、二人が再び巡り会うことを祈るのみです。
たとえ、違う世界でも二人一緒なら仲良く過ごせるはずです。
同じジブリの作品として登場している「火垂るの墓」と「千と千尋の神隠し」だけあってこの繋がりはかなり信憑性があります。
ジブリの作品はこの二つ以外にも、別作品同士に接点を持たせることが多々あるのでこれを機会に是非、様々な作品の接点を見つけ出してみるのはどうでしょうか。
まだ誰も気づいていない新たな秘密、都市伝説が隠されているかもしれませんね。
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